3Dプリントで実現する、夢みるキャンピングカー

日本には、各地にたくさんの観光名所があります。海外からの観光客も多く、人気のほどがうかがえます。一方で、ホテルの予約や電車や新幹線のチケット手配、大きな荷物を持っての当日移動など、せっかくの旅行なのに苦労が絶えない部分も多くあります。できることなら、旅の道中も快適に過ごしたい……そんな「夢」を叶えてくれる企業があります。

東京を拠点とするDream Driveは、手頃な価格で日本を旅する、新しい方法を生み出しています。快適な車内に改装されたキャンピングカーのレンタルです。旅先だけではなく、道中も快適な居心地。車内宿泊すらも楽しめる快適さは、まさに「移動するホテル」のようです。


Dream Driveの共同創業者であるJared Campion(ジャレッド・カンピオン)さんは、かつて日本を家族で旅行した時に、大変な苦労を経験したそうです。子供を連れて、荷物を抱えて、新幹線に乗って……日本人なら、誰でも心当たりがありそうなお話です。そこで、キャンピングカーなら重い荷物を持たず、快適に旅行できそうだと思い立ったのが始まりだそうです。

「私たちの目標は、人々の旅の仕方を変えることです 」と、彼は言います。「私たちは、車の中に豪華なホテルのような空間を実現します。『移動するホテル』を実現することで、より快適に日本を旅行できるようにしたいのです」。

導入の背景:手間の削減と効率化

‍Dream Driveが提供する中古のバン(キャンピングカー)は、一台一台丁寧にリノベーションされています。車内はすべて手作りでカスタマイズされ、例えば内壁をぬくもりの感じられる木で差し替えるなどの工夫が凝らされています。快適で広々とした車内は、「ホテルのような空間で旅をしたい」という期待に十分応えてくれます。

しかし、これらのカスタマイズされたパーツは、ひとつ完成させるのに数時間、時には数日かかることもあります。大型のバンともなれば、さらなる時間がかかります。一台のキャンピングカーを完成させるためには、実に3週間ほどの作業が必要となっていました。

 単純に人手が足りていないわけではなく、一筋縄ではいかない工程が大きな行き詰まりを生んでいました。車の外側と内側のフレームをつなぐパーツの造形です。Jaredさんは、極端に手間のかかるこの問題に対し、効率的でかつ手軽な価格の解決策を見つけたいと考えます。そして、3D Printing Corporationに声をかけることに決めたそうです。

 

運用方法と効果:立体スキャンと3Dプリントによる手間の削減に成功

‍「特に苦労していたのは、この車の外側と内側のフレームをつなぐ部分のパーツです。上に向かうにつれ、少しずつカーブを描いています。このような複雑な角度にフィットする、完璧な曲率の木材を彫るのには16時間もかかっていたんです」。

‍そこで私たち3D Printing Corporationは、車内を光学的にスキャンすることによって、まず三次元的なデータを取得しました。

次に、CADソフトウェアを使用して、スキャンデータに基づいたモデルを設計します。正確な寸法を作成して、車両の形状に完全に一致するようなパーツを3Dプリンターで造形したのです。

‍「早速、第一号となるパーツを3Dプリントしてくれました。大幅な時間の短縮です。ここから少し調整を加えれば、バンの一部のようにぴったりなパーツになるでしょう」とJaredさんは喜ばれていました。

今後の展望

‍「今回のコラボレーションで、3Dプリンティング等の技術を活用することは、Dream Driveの新しい方向性であり、多くの可能性を開くことがわかりました」と、Jaredさんはお話しされています。「私たちは新しい車――新しい形やアイデアを構築していきます。今後も、3D Printing Corporationと事業を進めていくことを楽しみにしています」。

これからも3DPCは、みなさまの可能性を広げるお手伝いをいたします。

 

Jared Campion(ジャレッド・カンピオン)さん

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