ものづくり企業での3Dプリント運用法

ものづくり企業での3Dプリント運用法


3Dプリントのもたらす利点


時間短縮

 形状確認の段階で、現在どのような手段を使っていますか?

 3Dプリントなら殆どの事例で金型や外注企業による試作品を待つよりも10分の1以下の時間に短縮できます。オンデマンドでのカスタマイズ製造では勿論、さらには大量生産における試作工程でも大きな利点となります。

経費削減

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 3D造形による試作でしっかり顧客と形状に関する合意ができていれば、折角大枚を払って製作した原型がやり直しで無駄になるリスクも最小限に抑えることができます。

 ビジネスグレードと言われる3Dプリンターであれば造形精度も十分に向上しているので確かな寸法確認も可能です。2014年に3Dプリント技術における複数の主要特許が失効してから、ビジネスグレードのマシンも数十万円で手の届く価格になりました。スピード・利便性・投資回収率を考えてると3D造形は外注するよりも自社で保有する方が得なケースがほどんです。

新デザインに挑戦

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 切削技術が「引き算」の手法であるのに対し、3Dプリント技術は「足し算」の手法と言えます。足し算でしかできない構造やデザインを追求すれば、今まで実現不可能だった効率性や機能性を持った商品を開発することも可能です。

 現に今、最新の飛行機や自動車で使用されているエンジンは3D造形技術なしには成し得ないパーツが多く使用されています。3Dプリントの幅はプラスチック樹脂だけなく、実装用のチタン合金や、医療用のバイオ素材にまで広がっています。初めから無理だと否定せず、柔軟な視点で「こんなこともできるかな」と考え始めるのが第一歩です。


活用に必要な項目


ビジネスプラン

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 最初に3Dプリント技術を利用してどのような結果を得たいのか目標を定めましょう。「3Dプリントのもたらす利点」に上げた3点の内一つでも関係していれば、方向性はおそらく間違いないでしょう。

 例えば草案から製品化までの時間短縮を目的とした場合、形状確認のために使用したい素材や必要な造形サイズが見えてきます。

「3Dプリンターで何をしたいか」を把握していることが重要となります。

最適なツールの導入

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 最適な3Dプリンターを決めるときに自分で把握しておくべき項目は大まかに3点です。
・必要な造型サイズ
・使用したい素材
・予算

 これでは中々絞り切れないので上記に加えて
・社員のレベルに合っているか(設定等の扱いが簡単な方がよいか)
・汎用性を選ぶか、特定の造形条件に特化しているものを選ぶか

 更に日本の3Dプリント市場の傾向について言えば
・過去2年以内に発売が開始されたものか
・購入後のアフターメンテナンスはあるか

 についても確認することをおすすめします。3D造形市場は年間550台以上もの3Dプリンターが参入し、日々技術革新が進んでいます。そのような中で発売開始が2年以上も前のマシンを進められたら、間違いなく 1.価格が非常に高い 2.現行マシンより劣っている のどちからもしくは両方の可能性が高いので注意が必要です。

ノウハウの蓄積

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3Dプリントというツールがあっても、使用する側にスキルやノウハウな無ければ、その潜在能力を最大限に引き出すことはできません。3Dモデルの作製能力においても、切削用の3Dモデリング、3Dプリント用のモデリングは考え方が全く異なります。造形作業においても、素材の選定から、造形温度、スピード、配置など実際に触れて初めて理解に至る細かなノウハウが沢山あります。造形後の二次加工まで必要に応じて対応できれば、かなり強力な武器となるでしょう。

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