
BCN3Dプリンターでお客様にフィットするカスタムのインソールを製造・販売
デンマークの靴・インソールの会社 Zolesは、お客様の足に合ったカスタムのインソールを提供しています。
Zolesは、カスタムメイドのインソールの生産をより低価に、より早くするためのソリューションに3Dプリンティングを採用しました。
BCN3Dの3Dプリンターを用いることで、カスタムのインソール1足ごとの生産コストは80%削減し、生産時間も大幅に短縮しました。これにより、お客様は自分の足にフィットするインソールを低価格で素早く手に入れることができます。
伸び行く市場と課題
近年、靴およびインソールの市場は大きく伸びており、2020年には35億ドルもの価値に達すると推測されています。
これは、オンラインショッピングが大きく影響しており、オンラインショッピングによる市場は年15%ずつ成長しています。
一方、これらの靴の20%が、足に合わないとの理由で返品されていると言われており、家にいながら買えるという利便性がありながらも、実際に試着できないことでフィット感に対する不満が高くなるようです。とはいえ、カスタムの靴を作るには、大量生産用の機械を使用する訳にもいかないですし、個々に型を作るのでは高額になってしまいます。
3Dプリンティングによるカスタマイゼーション生産
そこでZolesは、この課題を解決するため、カスタムのインソールの3Dモデルを作製することにしました。
個人個人の足の形を分析して、インソールを設計するソフトウェアを使用し、3Dプリンターでインソールを3Dプリントします。
2018年8月に、Zolesは、誰でも3Dプリントを利用したカスタムインソールを注文できるオンラインプラットフォームを始めました。
ユーザーは、自分の足の写真をいくつか撮り、それに基づいてソフトウェアがフィットするインソールデザインを計算します。
Zolesは、フレキシブルなフィラメントを使用できる3Dプリンターとして、BCN3DのプリンターSigmaおよびSigmaxがこのサービスにピッタリだと選びました。
素材には高い弾性特性を持つTPUを使用し、足の形にフィットして、元のインソールの形状に戻る反発性を持っています。
また、SigmaおよびSigmaxではミラー/コピーモードでのプリントが可能であるため、他の3Dプリンターの半分の時間でインソール1足を作製することができます。
さらに、Zolesはヨーロッパ内のパートナーの靴メーカーと協力することで、ローカルで生産を行うことができ、より早く、より低価にお客様に商品を届けることができます。
また、3Dプリンティングを利用することで、Zolesによるカスタムインソールは、他のインソール1足に比べて50%低い価格を実現しました。
3Dプリンティングによるアドバンテージ
このように、価格を押さえながらカスタム製品の少量生産が出来るのは3Dプリンティング技術の強味です。また、Zolesのカスタムインソールのオンライン注文に要する時間は5分程度で、手元にインソールが届くのは1週間以内です。また、Zolesのインソールは65€であり、従来のカスタムメイドインソールに比べて約50~80%低コストです。
外注した場合に比べてコストと時間が大幅に削減されるため、3Dプリンティングはカスタムインソールの生産の大きなアドバンテージとなることが分かります。
BCN3Dプリンターのお見積りやご質問は、日本正規代理店のDDDJapan.comまでお問い合わせください。
弊社では、3Dプリンター販売のみではなく、お客様に合ったプリンターの選定、コンサルティング、DFAM設計援助・代行、アフターサポートもご提供しております。