3Dプリンター用のオリジナルフィラメントを作る5つのメリット

3Dプリンター用のオリジナルフィラメントを作る5つのメリット

様々な材料を使用して作りたいものを形にする3Dプリンター。市場には世界中のブランドの3Dプリンター用フィラメントがたくさん出回っています。

そんな中、フィラメント・エクストルーダーでオリジナルフィラメントを作るべきなのか?そのメリットをご紹介します。

 

 

市販の安いフィラメントや古くなったフィラメントを使ったら3Dプリントに失敗した、などの苦い経験はないでしょうか。

3Dプリンターで作る造形物の出来には、材料の質やフィラメントの状態などの様々な要因が関わっています。フィラメントの厚みが均等でなかったり、もろかったり、キズがあったり。これらは、造形の失敗だけでなく、時には3Dプリンターの故障にさえつながる場合があります。

市場にたくさんのフィラメントが出回っていますが、フィラメントの質にばらつきがあるものもあれば、欲しい性質を備えた材料が見つからない場合もあり、求めるフィラメントを探すのはそう簡単ではありません。

そこで、考えられる解決策の一つは、「オリジナルのフィラメントを自分で作る」ことです。

期待通りの部品の造形、そして、今後の可能性を広げるためにも、下記の5つの理由からオリジナル・フィラメントを作るメリットがあります。

 

①カスタマイゼーション

求める特性のフィラメントを手に入れたければ、カスタムの材料でフィラメントを作ることを考えてみましょう。

  • エクストルーダーを使うことで、作りたいフィラメントの特性をコントロールすることができます。オランダのメーカー3devoフィラメント・エクストルーダーには繊細なセンサーが内蔵されているため、材料のプラスチック顆粒の加熱や、メーターでフィラメントの厚みを測るなどのほぼ全ての工程を調整することができます。これにより、求める特性のフィラメントを、過熱により焼けた箇所もなく、均等な厚みで作ることができます。
  • 異なる材料を組み合わせてカスタムし、全く新しい材料のフィラメントを作ることができます。既存のフィラメントで満足いかない場合には、様々なプラスチック顆粒や添加剤などを入れたり、微調整をしたりして実験してみるのも新しい材料の発見にもつながります。

 

3devo filament maker

 

②利便性

 フィラメントがすぐに必要だけど1週間も納期は待てない、必要なフィラメントの量は1kg以下でスプール1巻買うと余ってしまう。

そういった場合でも、フィラメント・エクストルーダーでフィラメントを作ればこれらの問題は解決します。

  • 必要な量だけフィラメントを作れるので、無駄が出ません。
  • 余ったフィラメントスプールは次に使うまでに湿気や日光にさらされ、劣化してしまうことがあります。しかし、使いかけのフィラメントではなく、必要な分だけ新しいものを作れば、質の良いフィラメントを使うことが出来ます。
  • 数あるショップの中から初めて買うフィラメントが信頼できるものかどうかは、実際に使ってみるまで分かりません。自社内でフィラメントを作れば、必要な特性テストも行うこともできるので、信頼できるフィラメントを作ることができます。
  • その場でフィラメントを作れるので、他店からのフィラメントの発送から納品を待つ必要がありません。

 

 

③コスト

市販のフィラメントの価格には、その製造における人件費や設備費用などの製造コストが含まれています。フィラメント形成だけでなく、スプールへの巻き付けなど、製造工程が多くあります。

一方で、原料であるプラスチックのペレットは、プラスチックを粒子状にして袋に入れるといった工程だけであり、製造コストが低く抑えられます。

そのため、市販のフィラメントと比べれば、ペレット自体の価格は低く、コストを抑えてフィラメントを手に入れられます。 

もちろん、フィラメント製造においては、フィラメント・エクストルーダーの購入などのコストは掛かります。自宅でフィギュア作製など趣味向けに使うよりは、社内で3Dプリンターを頻繁に使う企業や、製品開発などに取り組む企業であれば、その費用対効果は高くなるでしょう。

 

 

④サステナビリティ

3Dプリンターのノズルがつまったり、造形物に反りがでてしまったりなど、様々な原因により3Dプリント造形に失敗してプリントをやり直さなければならないことがあります。その失敗した造形物をただのごみにすれば無駄になってしまいます。

しかし、こういった造形物や不要なプラスチックを再利用し、新たなフィラメントに変身させることができます。

  • 不要なプラスチックや3Dプリントした造形物を集める
  • 洗浄して乾燥させる
  • プラスチックのリサイクル機に入れ、粒状化させる
  • 粒状化したプラスチックを使って、フィラメント・エクストルーダーでフィラメントを作製する

プラスチックのリサイクル・リユースを社内で行うことができ、持続可能な社会へ貢献することができます。

3devo shr3d it

⑤販売

フィラメント・エクストルーダーで作ったオリジナル材料は、社内使用だけでなく、販売することだってできます。まだ市場にない新しい材料混合のフィラメントを作って販売しても良いですし、試験や実験を繰り返して高品質のフィラメントを作って提供してもいいかもしれません。

様々な混合を行うことができるので、新しく作れる材料の可能性は非常に大きいものです。

 

 

自分でフィラメントを作るべきか?

ご紹介した上記の点は、市販のフィラメントでは中々満足できない場合や、企業内で3Dプリンター頻繁に使う場合などには大きなメリットになります。また、材料の研究開発や、材料混合の企業秘密を守りたい場合などにも、社内でエクストルーダーを使用してフィラメント製作をするのが良いでしょう。

導入すべきか分からなかったり、具体的に欲しいフィラメントが作れるか知りたい場合は、フィラメント・エクストルーダーのメーカー3devoの日本代理店であるDDDJapan.comにお気軽にご相談ください

 

出典元:3devo

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